芸能事務所等における契約上のトラブルについて
昨今、お笑い芸人の事務所問題、その他、芸能人の移籍に関して様々な問題が発覚しております。 某大手お笑い事務所では、所属の際に「契約書自体が無かった」という事実に世間がびっくりしましたね。 その他、アイドルやモデルを目指す方々の中には、事務所側が圧倒的に有利な契約を結ばされているケースも多いようです。 確かに、日本には契約自由の原則があり、契約内容は当事者同士が基本的に自由に決めることができる事になっており、その契約内容は履行(守る)必要があります。 しかし、一方で、日本国の民法には、公序良俗違反の法律行為の無効(民法90条)等があり、社会的に妥当性に欠けるような法律行為や契約は無効として、最初…